リモートワーク化によるオフィス縮小で
コストダウンと
駅近好立地でも密を避けた
「新しい働き方」を実現

事業概要について教えてください。

株式会社ポーラは「Science. Art. Love. – 私たちは、美と健康を願う人々および社会の永続的幸福を実現します。」という企業理念のもと、化粧品・メーク・健康食品・エステなどの美容サービスの提供や製品を販売しています。全国各地のビューティーディレクターがお客様ひとりひとりに合わせてカウンセリングを行うことで、美の実現をお手伝いしています。

国内ではショップなどのサポートを行う地域組織を11エリアに展開しており、我々中国エリアは広島を中心とした中国地方5県、210ショップをサポートしています。具体的には、委託販売契約を結んでいるショップのオーナー様に対して、商品の教育や提供、販売支援を行っています。中国エリア内の各県に支援人材を配置しており、より臨機応変なサポートができるような体制を作っています。

レンタルオフィスの入居に至った経緯とリージャスを選んだ理由をお聞かせください。

オフィスをウィズコロナに合わせたものにすべきだと考えたことがきっかけです。 これまでオーナー様には対面での研修を行っており、広島では毎月70～80名集まり、駐車場は40台程のスペースが入る規模のビルを借りていました。しかしコロナによって全てオンライン研修に切り替わったことで、今後も広いスペースは不要になるだろうと判断し、移転先を検討していました。

スタッフもリモートワークがメインの働き方になりましたので、リモートワークに最適な働き方や働く環境を考えたときに、賃貸オフィスではなくレンタルオフィスが良いのではないかという考えに至りました。広島駅前には様々なオフィスビルの選択肢がありましたが、GRANODE広島は特に新しく駅から近いということ、かつ、レンタルオフィスのリージャスが入られていましたので入居に至りました。ポーラとしてはレンタルオフィスの利用が初めてですが、中国エリアから新しい働き方を提案できたら良いなという思いがあります。

合計で４部屋、約68㎡のワークスペースをご利用いただいていますが、ご活用状況はいかがでしょうか。

メインの10名用オフィスに加え、研修室が2部屋、ストック部屋が１部屋の合計4部屋を利用しています。研修室の一つにはエステベッド2台を持ち込み、スペースがガラス張りなので、着替え用のロールカーテンを設置しています。

現在、全社的に原則30%の出社制限があります。広島の場合、スタッフは10名のため1日あたり3～4名がオフィスに出社することができますので、今のオフィスでソーシャルディスタンスを保ちながら仕事をしています。また、ビジネスラウンジを活用することで密を回避しながらちょっとしたミーティングなどをしています。フレキシブルな働き方を実現していく上で非常に使いやすいという印象です。エステ研修について、以前は20名規模でしたが現在はひと月に1～2名に対して行っております。同時に座学もありますので、専用の部屋をそれぞれ設置しています。

また、スタッフは広島駅周辺にあるリージャス4拠点のビジネスラウンジでもリモートワークができるため、さらにリスク分散が可能になりました。月末の売上報告などの重要な会議のときは、スタッフ全員が本拠点のリージャス広島駅前に集まることもありますが、借りている4部屋とビジネスラウンジを使って分散できていると思います。出張制限もかかっていますので他県に行く機会は現在ありませんが、ある程度収束して出張制限も解かれた際にはメンバーシップを活用して他県のリージャスの拠点も活用したいと考えています。これらを始めに、これからの時代にあう、より効率的な働き方を模索している段階です。 経営的な観点からは、大人数を収容するスペースを維持するためにかかっていたコストが、オンライン化したことでスペース縮小につながりコストが効率化されたので大きなメリットを感じています。

リモートワークが前提の「新しい働き方」を模索されていますが、その実現可能性も含めて総合的なご満足度としてはいかがでしょうか。

非常に快適に利用しています。前述の通り大人数での研修が多かったことから、これまでのオフィスはスペースの広さありきだったので立地があまり良いとはいえませんでした。リージャス広島駅前は駅近で利便性も良く自由度が高い働き方が可能になり、これからの時代にあっていると感じるので非常に満足度が高いです。

リモートワークに切り替わった際、働く場所に行く意味を見い出したいと考えていました。事務作業や資料作成、連絡などは一人で自宅でもできる仕事です。一方で、企画立案や創造力、ひらめきが必要なものは、一人でも複数名でも、おしゃれで快適な環境で仕事ができたらより良い発想が生まれるのではないか、という私個人の期待やこだわりもありました。実際、今のオフィス環境は雑談しやすいなと感じています。固定席だと遠い席の方と話しにくいと思っていましたが、今はビジネスラウンジでお茶を飲みながらリラックスしてアイディア出しなどの話をしています。スタッフ同士の関係性も深くなるのではないかなと思っています。

今後の展望を教えてください。

アフターコロナでも過去のように物事が戻ることはないと思っています。加えてSDGsやDXなどを始めに様々な新しい時代の流れがある中、新しい職場や働き方へのシフトを含めて我々も対応力を付けていく必要があると考えています。これからは社会や市場が主語になる時代で、そこに対応している会社こそ、業績が上がると思いますので、我々もそれらに応えられるよう、対応力や柔軟な発想力を高めることで、担当地域のポーラのファンを増やしていきたいと考えています。