代表取締役:藤田 孝行 様
確認検査機関や構造計算適合性判定機関としての業務を各地で展開する株式会社グッド・アイズ建築検査機構の藤田社長。各地に支店を展開する企業戦略とリージャスの利用メリットについて、そして起業時の思い出やレンタルオフィスを活用することのメリットについて、横浜・関内センターでお話を伺いました。
関内ビジネスセンターはJR『関内』駅北口から徒歩3分、市営地下鉄ブルーライン『関内』駅直結の横浜尾上町ビルディング内にあります。
首都高横羽線から海岸沿いまでは、県庁、市役所、税関、その他港湾関連施設が多いため、さまざまな規模の商社、輸出入関連会社が集中し昔から外国人定住者が多いエリアです。海岸線周辺に観光スポットが点在しているので週末も散策の人が絶えません。
『横浜』駅へのアクセスも良く、東急東横線の急行に乗れば渋谷までわずか30分です。横浜のみのビジネスだけではなく、東京周辺との行き来が多い場合にもおすすめです。
藤田社長にお話を伺ったのは関内センター。昨年11月からリージャスを利用し横浜に進出して事業を行っている「支店展開の最前線」です。そもそも藤田社長とリージャスとの出会いはどのようなものだったのでしょうか?
オープンオフィスで起業されたのは、11年前ですね。
はい。2005年です。
オープンオフィス新宿ウエストに、当時2番目に大きい部屋を借りて起業の準備を行い、11月に業務の認可が取れて6人体制で業務を開始しました。その11月に、世間を騒がせたあの耐震偽装事件が起きました。そこから仕事が爆発的に増えてオフィスにはひっきりなしに来客があるような状態になり、すぐに一番広い部屋に移りました。当時既存の会社はそれまでの設計データの検証で忙しく次々と案件が舞い込んできたために、打ち合わせのための会議室が足りず、部屋を追加で借りて会議室が足りない時の打ち合わせスペースにあてるという状態でした。
2006年の1月31日までオープンオフィスで仕事をしていて、業務拡大の目処がついたので現在本社のある新大久保に移転しました。そのときも、 31日の夕方まで通常業務を行い、夜の間に移転作業をして翌日には業務を開始するという忙しさでした。
どうして起業の場所にオープンオフィスを選ばれたのですか?
そもそもオープンオフィスを借りたのは、先輩の話を聞いていたからでした。先に独立・起業をした先輩に聞くと、とにかく物件が借りられないと。それが最も苦労する点だと聞かされました。新宿などで大通り沿いに物件を借りようとしても、起業準備中の個人に貸してくれる会社はめったにありません。しかしレンタルオフィスなら部屋を借りることができ、新宿近辺の相場である12ヶ月もの敷金も必要ない。起業の準備を行うのに最適な環境だったわけです。
しかし半年ほどで新大久保の現在の本社に移転したため、レンタルオフィスの使用は一旦ここで終了します。この時期の、オープンオフィスで広い部屋に移ったり、部屋を追加でしたり、それを当時私は「ヤドカリ」なんて言っていましたが、殻を移りながら成長していくというイメージをその後も持っていました。
次に利用されたのは仙台のリージャスですね。
新大久保の本社で業務を拡大していき、ビルの2フロアまで広がったのですが、ここでもう1フロア足しても業務の拡大につながるわけではない。ならば仕事の流れているところに事業所を展開して、事業の拡大につなげようと考えたわけです。
そこに東日本大震災がありました。復興に関連して様々な業務が発生することが見込まれましたが、全体的な業務の量は未知数でした。
我々の確認検査業務を行うには、ひとつ支店を出すとすると、最低でも10人前後のユニットが必要になってきます。いきなり10人前後の人員を割いて、うまくいかなかった時に撤退というのは事業計画としてリスクが大きいので、レンタルオフィスを借りよう、と。少人数のチームで遂行できるもうひとつの事業、構造計算適合性判定機関の業務から展開していく方針で仙台での業務を開始しました。このときも、現地で物件を探して内見をしてという従来の物件探しの手間を省くために、一定のクオリティが保証されているリージャスを選びました。
仙台での事業自体は上手く行ったのですが、業務拡大の見通しが想定よりも遅かったため、当時仙台にできたオープンオフィスに移転しました。受付サービスのしっかりしたリージャスも便利なのですが、シンプルなオープンオフィスのサービスで十分な場合もありますので、業務の展開に合わせて、コストのスリム化を図ったわけです。
業務展開に合わせてオフィスを必要なサイズに最適化できる私たちのサービスにマッチ
したわけですね。そして横浜にも昨年から支店を展開していらっしゃる。
はい。このときはもうリージャスありきで、横浜近辺のセンターを確認するところから始めました。仙台とは逆に横浜への展開はある程度事業の拡大の見通しがある状態で、小さめの部屋から大きな部屋への移動を計画の中に組み込んでいます。社員もこのスキームを理解しているので、「一番大きな部屋に移ろう」ということが当面の目標となっています。
起業時の利用から支店開拓や事業展開の際の活用まで、
様々なシーンでリージャスをご利用いただいてありがとうございます。
リージャスは、小資本での起業に最も適したサービスと言えるかもしれませんね。敷金などの多額な負担を伴わず、スリムに、そしてスピーディに起業することができ、その後の展開にも対応できる。地方などに支店展開をするときの準備もスピーディーになります。通常であれば現地へ行って一日ビル探しをしなければならないところで、リージャスなら最終確認だけしに行けばいい。これは本当に便利です。
実は最初に借りた新宿のオープンオフィス、今でもたまにふらっと行くんですよ。何をするわけでもなく、外から眺めたりするだけなのですが、気持ちが改まるというか。ぜひ、起業を考えている皆さんも「創業の地」をどこにするか、具体的にイメージしてもらいたいですね。
※ ページ上の内容は2016年6月時点の情報です。