世界100カ国以上1,000都市を超える地域で、3000拠点を展開する世界最大のレンタルオフィスプロバイダーであるリージャス・グループは、100カ国以上、合計約20,000人のビジネスマンを対象に柔軟なワークスタイルに関する調査を2016年下半期に実施いたしました。
この調査は、現在の働き方に関する動向を把握することを目的に、日本においては900人以上のビジネスパーソンを対象に行われました。
この調査によると、現在、日本のビジネスパーソンのうち、週の半分以上は勤務先のオフィスの外で働いているという人が半数以上にのぼると分かりました。また、テレワークを行っている場所はどこかという質問に対し、「主として在宅勤務を行っている」と回答した人は、わずか32%に留まりました。
テレワークが一般的な働き方として明らかに浸透している一方、「在宅勤務のみ」と回答した人はごく少数の8%で、テレワークが在宅勤務とは直結しないことが判明しました。また、出張や会議で勤務先のある地域や別の地域にいるときに、生産性を維持するためにテレワークを行っていることも示唆しています(70%)。
■テレワークのうち、1週間フルで在宅勤務を行っている人はわずか8%
■ テレワークを行う際、人気のある場所として1/5近くの回答者に選ばれたのがビジネスセンター(15%)
■ 普段、海外出張時にテレワークを行っているという回答者は6%。
日本リージャスのカントリーマネージャーである西岡真吾は、次のように述べています。
「今日の労働力はまさにモバイルワーカーに支えられていることを示しています。勤務先のオフィスではなく自宅で仕事をするという、本当の意味での在宅勤務はごく少数に留まりました。働く人たちは1カ所に固定されたオフィスを自宅などの別の場所に変えることを求めているのではなく、出張や会議で市内あるいは市外に外出しているときに立ち寄って生産性を取り戻せる場所を必要としているという結果が出ています」
「ビジネスパーソンたちが必要としているのは、2~3時間ないし丸1日、どこかに立ち寄って生産的に働ける場所だということがはっきりと示されています。ビジネスセンターが人気の場所として選ばれていることが明らかになりました。ビジネスセンターなら、各都市に点在しているので見つけやすく、本格的な設備で仕事に専念できる環境なので、騒がしくて気が散りやすくプライバシーの確保が難しいカフェなどとは対極にあるからでしょう」
この記事の執筆者:
日本リージャスホールディングス株式会社
世界120カ国、3,300拠点、ユーザー数800万人のネットワークを有するフレキシブルオフィスの最大手、リージャスグループ(IWG社)。その日本国内事業展開を担う日本リージャスホールディングス株式会社は、1998年の事業開始から現在までに47都市、172拠点(2022年6月末時点)を開設してきました。その強みは出店地域の特性に応じて様々なタイプのフレキシブルオフィスブランドを展開している点です。国内のリージャスは、高級ブランド「Signature」(シグネチャー)、コミュニティ型の「SPACES」(スペーシズ)、ハイグレードな「Regus」(リージャス)、リズナブルな「オープンオフィス」、交通機関隣接型「リージャスエクスプレス」の5ブランドを展開し、多くの皆様に快適なフレキシブルオフィスを提供しています。