このたびレンタルオフィスブランドのリージャスグループが独自に100カ国以上合計約44,000人のビジネスマンを対象にオフィスやワークスタイルに関する調査を実施した結果について大変興味深い報報告がなされました。今回のテーマはコワーキングスペースに関するものです。
今回の調査結果によると、コワーキングスペースを利用する理由として最も多かった回答は、「同じような考えを持つ社外のビジネスマンと知り合うことができる」(82%)で、次いで「他の人と関わりを持つことができる」(80%)であることが明らかになりました。
今回の調査の結果で、創造的なコワーキングスペースは起業時に役立つ一方、プライバシーと環境面においては改善の余地があることも明らかになりました。
また、固定オフィスと比較した場合、共同コワーキングスペースの方が、コストパフォーマンスが高いと考えている企業は79%にのぼることもわかりました。
コワーキングスペースでの勤務により、起業家は柔軟なワークスタイルで勤務できるだけでなく、在宅勤務時に感じがちな孤立感を感じることなくオフィス(コワーキングスペース)に行くことができます。
しかし、76%の回答者は、コワーキングスペースの環境は顧客との打ち合わせには適切ではない場合があると感じています。75%は「プライバシー面でリスクがある」、59%は「会議スペースの環境が整っていない」と回答しており、企業は、コワーキングスペースで効果的に仕事を行うためには、よりしっかりとした環境が必要であると感じています。
■起業家の回答者の74%は、コワーキングスペースは「他の起業家と知り合う理想的な環境」であると考えており、全回答者の74%は「起業に理想的な環境」であると回答しています。
■他のメリットとして、回答者の69%が「刺激を受けることができる」、62%が「スキル維持の励みになる」と回答しています。
■コワーキングスペースは新しいアイデアや起業に理想的である一方で、回答者は、現状よりもプロフェッショナルなワークスペースが必要な場合があると回答しています。例えば、回答者の76%は、顧客との打ち合わせには、現状よりも更にしっかりとした環境が必要である場合が多いと感じています。
リージャスの広報担当者は、次のようにコメントしています。「企業はリモートワーク=在宅勤務と解釈しがちですが、在宅勤務はプロフェッショナルな印象をあまり与えない上に、孤立感につながることが多々あります。
コワーキングスペースを利用すれば、同僚ではなくとも他者と隣り合わせで仕事ができ、孤立感を感じることはありません。これにより、極めて重要である顧客との関係が築くことができます。資金繰りに苦労する起業時だけでなく、より多くの合併企業が、コストパフォーマンスの高いソリューションとしてコワーキングスペースに目を向けています。
しかし、企業は、顧客との重要な打ち合わせにはきちんとした会議スペースが必要であり、プライバシーを守る必要がある点を理解しなければなりません。コワーキングスペースは多くの利点がある一方で、機密情報が含まれる仕事を行うことができるよう、よりプロフェッショナルなスペースとなる必要があります」。
この記事の執筆者:
日本リージャスホールディングス株式会社
世界120カ国、3,300拠点、ユーザー数800万人のネットワークを有するフレキシブルオフィスの最大手、リージャスグループ(IWG社)。その日本国内事業展開を担う日本リージャスホールディングス株式会社は、1998年の事業開始から現在までに47都市、172拠点(2022年6月末時点)を開設してきました。その強みは出店地域の特性に応じて様々なタイプのフレキシブルオフィスブランドを展開している点です。国内のリージャスは、高級ブランド「Signature」(シグネチャー)、コミュニティ型の「SPACES」(スペーシズ)、ハイグレードな「Regus」(リージャス)、リズナブルな「オープンオフィス」、交通機関隣接型「リージャスエクスプレス」の5ブランドを展開し、多くの皆様に快適なフレキシブルオフィスを提供しています。