大企業とスタートアップ企業では、会社の規模や雰囲気、任される仕事が全く異なります。異なる環境で働く上で感じる「違い」は少なからずあるはずです。就職先で悩んでいる方は、自分にとってどちらが働きやすい形なのかを知っておきましょう。
働く年数が経つにつれ、キャリアに差が出ることもあります。大企業に就職して働く場合、年数を追うごとに実力や経験が身につき、自然とキャリアが積み重なっていきます。一方、スタートアップ企業で働く場合、会社は全て一からスタートしていくため、自然とキャリアアップしていくということはありません。
しかし、そのスタートアップ企業の中で自分の実力を発揮し、会社を成長させていくことができれば、確実にキャリアを積み重ねていくことができます。努力次第では、大企業以上のチャンスもあるはずです。
働く上で負うリスクも異なってきます。スタートアップ企業で働く場合、会社自体のリソースや資金に余裕がないため、一人ひとりが負う責任は大きく、ひとつの失敗でそのまま会社に多大なる影響を与えてしまうことも考えられます。
一方、大企業でトラブルが発生した場合には、会社自体の存続が危うくなることは稀です。しかし、自分だけではなく、周りで働く先輩・後輩・上司など多くの人々に影響を及ぼすリスクはあります。
しかし、このリスクはマイナス要因とは捉えないで、ビジネスの醍醐味として受け止める事で自分自身への成長の過程とも言えるでしょう。
自身が行った取引が、会社へ与える影響にも違いがあります。大企業の中ではある程度の役職でない限り、その部門の未来を左右するような仕事は任されません。
しかし、スタートアップの場合、企業の今後を占うような取引が立て続けに行われるため、より責任のあるプロジェクト管理が求められると言えます。
上記のことから、スタートアップ企業と大企業では、それぞれに違った精神的な疲れが出ることが予想されます。
スタートアップの場合、全てにおいて責任を背負う形となるため、「失敗は絶対に許されない」という気持ちがつきまといます。そして、大企業の場合は、これといって大きな仕事を任されなくとも、周りの状況や自分が求められる仕事内容を自己分析で判断することが求められるなど、「気疲れ」が起きやすい環境であると言えます。
どちらの方が大変ということはありませんが、その人に合った働き方を選択できれば、負担を軽減することができるでしょう。
大企業のようにある程度仕事に関するロードマップのある働き方と、全ての行き先をこれから作っていくスタートアップとでは、個々の性格によって向き・不向きがあります。
自分の働き方に関するスタンスや、将来の目標などを加味しつつ、どちらが適しているのかを考えてみることが大切でしょう。
この記事の執筆者:
日本リージャスホールディングス株式会社
世界120カ国、3,300拠点、ユーザー数800万人のネットワークを有するフレキシブルオフィスの最大手、リージャスグループ(IWG社)。その日本国内事業展開を担う日本リージャスホールディングス株式会社は、1998年の事業開始から現在までに47都市、172拠点(2022年6月末時点)を開設してきました。その強みは出店地域の特性に応じて様々なタイプのフレキシブルオフィスブランドを展開している点です。国内のリージャスは、高級ブランド「Signature」(シグネチャー)、コミュニティ型の「SPACES」(スペーシズ)、ハイグレードな「Regus」(リージャス)、リズナブルな「オープンオフィス」、交通機関隣接型「リージャスエクスプレス」の5ブランドを展開し、多くの皆様に快適なフレキシブルオフィスを提供しています。